教えて、間代さん!サ責のお悩み相談室|vol.01

サービス提供責任者(サ責)の仕事には、
日々の業務の中で「こんな時どうしたらいいのだろう」と迷う場面がたくさんあります。
このコラムでは、HTCが支援する訪問介護事業所のサ責さんから寄せられた実際のお悩みをもとに、
20年以上にわたり現場を支えてきた間代みずほさんの考え方をご紹介します。
正解をお伝えするのではなく、一緒に考えるためのヒントをお届けできれば幸いです。

※間代みずほさんは、サービス提供責任者の実務書『サ責があなたに贈る本』の著者です。
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今回のサ責さんのお悩み

ケアマネジャーさんとサービス内容について話をしていると、

「これは身体介護では?」
「生活援助ではないですか?」

と認識が異なることがあります。

また、サービスに必要な時間についても考え方に違いがあり、
話がかみ合わないことがあります。

このような時、サ責はどのように考えればよいのでしょうか。

サ責として仕事をしていると、
ケアマネジャーさんと認識が異なる場面は決して珍しくありません。

ですが、その時にまず考えてほしいのは

「どちらが正しいか」ではなく
「介護保険制度ではどう定められているか」
です。

身体介護なのか、生活援助なのか
どのくらいの時間が必要なのか

こうした判断は個人の経験や感覚ではなく
介護保険制度に基づいて考える必要があります。

実際には、サ責もケアマネジャーも日々忙しく
制度を十分に理解しないまま業務を進めてしまうことがあります。
その結果、お互いがそれぞれの解釈で話をしてしまい
認識のずれが生まれてしまうのです。

私はサ責の役割の一つに、
「制度と現場をつなぐこと」があると考えています。

ご利用者様の希望を理解することも大切です
ヘルパーさんの意見を聞くことも大切です
ケアマネジャーさんと連携することも欠かせません

しかし、その土台となるのは介護保険制度です。
制度を正しく理解していれば、

「なぜこのサービスが必要なのか」
「なぜこの時間設定なのか」
を説明できるようになります。

逆に制度の理解があいまいなままでは、
話し合いを重ねてもなかなか共通認識は生まれません。

認識のずれが生じた時こそ、制度に立ち返る。
それがサ責に求められる大切な姿勢ではないでしょうか

そして、制度を確認した後は一人で抱え込まないことも大切です。
私はまず、
「なぜケアマネジャーさんはそう考えたのだろう」と確認するようにしています。
もしかするとケアマネジャーさんは把握しているけれど、
サ責が把握していないご利用者様の状況があるかもしれません。

逆に、サービス提供の現場だからこそ見えている情報を
サ責だけが持っている場合もあります。
制度を共通言語にしながら、

・ご利用者様の状態
・ケアプランの目的
・サービス内容
・必要な時間

を一緒に確認していくことで、お互いの認識が整理されていきます。
認識の違いは悪いことではありません。
大切なのは、制度を根拠に話し合い、ご利用者様にとって最適な支援を一緒に考えることです。
サ責には、その話し合いの橋渡し役としての役割も求められているのだと思います。

介護現場では、身体介護と生活援助の考え方やサービス時間について、
関係者の認識に差が生じることがあります。

そんな時に大切になるのが、
「制度上どう位置付けられているか」を理解することです。

今回のお悩みは、
『サ責があなたに贈る本』第5章「介護保険法に定められている8つの役割」にも通じるテーマです。

サ責に求められる役割や責任について改めて確認したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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