人手不足の現場に追い風!訪問介護で外国人材が活躍できるようになりました

こんにちは、中込です!

今日は介護業界ネタでお話ししたいと思います。

2025年4月、
ついに訪問介護における外国人材の受け入れが
制度として正式に認められました。

今回の制度改正により、特定技能外国人および技能実習生が、
訪問介護の現場で働くことが可能になったのです。

外国人材が訪問介護に入れるようになったって、
実はすごいことなんです

すでに「介護業界で外国人材が働いている」というのは、
だいぶ世間にも浸透してきました。

でも実はこれまで、外国人の方が従事できるのは
“施設系の介護”が中心で、
「訪問介護」は
対象外だったってご存知でしたか?

それってそんなに大きな変化?
と、介護従事者でない方は感じるかもしれません。


そもそも「訪問介護」と聞くと、どんな仕事を思い浮かべますか?

自転車や車で、ご利用者のお宅を
一件、一件訪問して介護サービスを行う、、

そんなイメージの方も多いのではないでしょうか?

ここで少し意外な事実をお伝えします。

実は、訪問介護の約6割は
「施設の中」で使われている
のです。

どういうことかというと──
有料老人ホームの中に
訪問介護事業所を併設し、
地域には出ずに
施設の入居者だけにサービスを提供している、という形です。

1.なぜ施設は「訪問介護」を選ぶのか?

これは報酬の構造に理由があります。

施設職員として介護サービスを提供すると、
いわば“まとめて”の報酬。
でも「訪問介護」の形式で提供すれば、
1回1回のサービスがすべて個別に算定できるため、
運営側としては、
結果的に報酬が多くなる傾向があるのです。

ハンバーガー・ポテト・ドリンクを単品で頼むより、
セットで頼んだ方がお得な
「バリューセット」の逆の構図です

施設の一部として介護を提供すると
「セット価格」での評価になるけれど、

訪問介護という形をとれば
「単品価格」で個別に報酬が取れる。

この構図により、
有料老人ホームに併設された
訪問介護事業所が増えているのです。

側からみると、
施設内で介護サービスを提供しているように見えても
実は異なる形態のため、
外国人材が活用できなかったんですね。

2.昔は“高すぎた”仲介料も、今は適正に

経営者さんの中には、介護人材として

「以前、外国人材の導入を検討したけど、費用面で断念した」

というお話しもよく伺っていました。 

「技能実習生を雇うには数百万円かかる」

というようなイメージを持たれている方もいるかもしれませんが

今はもっと現実的なラインで、
適正価格での比較・判断がしやすくなっています。

10年ほど前までは、
外国人材を雇おうとすると仲介料が非常に高額で、
断念せざるを得なかったケースが多くあったんですね。

でも現在は、状況が変わっています。

介護業界だけでなく
他の業界でも人材不足が深刻化し、

日本全体での技能実習制度や特定技能の
認知が進んだおかげと僕は思っていますが

介護業界での外国人材紹介の仕組みも整備され
仲介料もだいぶ適正な水準になってきています。

外国人材が訪問介護に従事できるようになったこと。

それは「足りない人手を埋めるための制度」ではなく、
施設全体での
働く人の“環境を整える”一歩にもなりえます。

  • 働く人に適切な休みを与える
  • 1人ひとりの業務量を適正にする
  • 職員の離職を減らす

このような効果にむすびつくかもしれませんので
ぜひ一度調べてみてください!

不明な部分があったり、詳しく知りたい方は、
下の問い合わせボタンからお気軽にお問い合わせくださいね。
ではまた!

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