「正しいこと」を言うだけなら、誰でもできる。

こんにちは、中込です。
前回のツルさんのコラム、読んでいただけましたか?
現場に入るとき、
「新入社員のつもりで入る」と書いていましたが、
あれは本当にその通りだと思っています。
そしてその話を、もう一歩だけ。
僕も別の角度から書いてみます。
みなさん、
コンサルってどんな立ち位置だと思いますか?
・経営者にアドバイスする人
・外から意見を言う専門家
・少し距離のある“先生”のような存在
そういうイメージを持つ方も多いと思います。
実際、「儲け話」を持ってくるようなコンサルもいるので、
そう見えるのも無理はありません。
でも、僕たちHTCはその立ち位置を選んでいません。
目指しているのは、
“ナンバーワン従業員”です。
1. 外から正解を言っても、現場は動かない
コンサルというと、
外から来て、課題を整理して、
正しいことを伝える人
というイメージがあると思います。
それ自体は間違いではありません。
ただ、それだけで現場が変わるかというと、
正直、ほとんど変わりません。
現場は“正しさ”では動かないからです。
・人が足りない
・時間が足りない
・余裕がない
この状態の中で、
「制度的にはこうです」
「このやり方が正しいです」
と言われても、動けないんですよね。
2.だから“中に入る”
ツルさんが「新入社員のつもりで入る」と言ったのは、
すごく本質的だと思っています。
僕も同じで、
コンサルとして入るというより、
中の人間として動く感覚です。
それも、
“ちょっと手伝う人”ではなくて、
一番動ける従業員として入る。
(これは戦略などでなく、負けず嫌いの僕の性分ですw)
3.設計は、現場でしか完成しない
僕は制度や構造を見る役割です。
加算の取り方や、
運営の組み方を設計する。
でも、それをつくって終わりではありません。
むしろそこからが本番で、
・この動きで回るのか
・どこで詰まるのか
・誰に負担がかかるのか
これを現場で見て、その場で直していく。
ここまでやって初めて、
設計は“使えるもの”になります。
4.現場でしか見えないズレ
例えば、
たった5分の遅れや、
記録が1つ増えるだけで、
現場は崩れます。
制度上は問題なくても、
現場では成立しない。
こういうズレは、
中に入らないと見えません。
ツルさんは現場に入り、
僕は構造や制度を見る。
HTCにおいて役割は違いますが、
目指していることは同じです。
現場がちゃんと回ること。
ツルさんのコラムにもあった通り、
介護の現場は机の上では完結しません。
だからこそ、
外から言うだけではなく、
中に入って一緒にやる。
その前提があって初めて、
制度も、仕組みも、意味を持ちます。
ツルさんが“現場をほどく人”なら、
僕は“構造を持ち込んで、現場で形にする人”。
正しいことを言うだけなら、誰でもできます。
でも、それで現場が回らないなら、意味がありません。
回る形にするところまでやる。
そこまでやって、
初めてコンサルだと僕は思っています。
