「サ責」の仕事に悩むあなたへ

僕がずっと心の中で願っていたことが、

ようやく形になります。

それは、間代(ましろ)さんに

「本をつくってほしい」ということでした。

1.僕が間代さんの本を願った理由

間代さんは、サービス提供責任者(サ責)として

後任の育成に尽力されてきた方です。

彼女がサービス提供責任者を務める事業所には、

彼女がサ責の育成のためにまとめてきた

「サ責マニュアル(今回出版する書籍の前身)」という

秘伝のマニュアルが存在していました。

読んで、正直、驚きました。

「これは、本当にサ責の現場の力になる」 そう感じたからです。


サ責(サービス提供責任者)という仕事は、

名前のとおり“責任”の重い役割です。

でも、その具体的な仕事内容や、

どこまでが自分の責任範囲なのか、

実は曖昧な部分がとても多いです。

制度の改正も多く、現場によって解釈も違う。

だからこそ、

迷いや悩みを抱えやすい仕事でもあるのです。

そんな中で、間代さんは、

20年かけてこのマニュアルを”育てて”きました。

制度に沿いながらも、

現場で実際に役立つように、

丁寧に、そして何度も改善を重ねて。

間代さんが在籍する事業所はこの20年、

歩みをとめることなく成長を続けている事業所です。

それをコンサルの立場で、僕はそばでずっと見てきました。

事業所が成長した背景には、

間違いなくこのサ責マニュアルの存在があったと、僕は思っています。

2. 「育つ前に辞めてしまう」現場の現実

間代さんは、

介護保険制度が日本でスタートしたタイミングでサ責になられた方です。

今以上に曖昧だった、

サ責の仕事から多岐にわたる業務、責任の重さ、人間関係の難しさに悩み、

一度はその職を離れた経験も持っています。

しかしその後、訪問介護事業所の立ち上げに携わる機会を得て、

サ責として、育成者としての20年を積み重ねてこられました。


彼女は、現場で

「サ責の仕事は本当に大変」

「できるサ責がいない」と言われるたびに、

その背景にある“育つ前に辞めてしまう”という現実と向き合ってきました。

何より、著者の間代さん自身が

“現場の悩みに耳を澄ませ続けてきた人”なんです。

一緒に仕事をしていても、

常に相手の立場に立って考える人で、後輩育成にもとてもまっすぐ。

そんな彼女だからこそ、マニュアルには

「優しさ」と「実践力」の両方が詰まっていると、僕は感じました。

これから出版する本には、

そんな現場での試行錯誤、接遇や判断、関係者とのやりとりの工夫が丁寧に記されています。

単なる制度解説ではなく、“どう向き合うか”という視点が詰まっています。

3. 2025年6月、HTC出版で販売スタート!

間代さんのサ責マニュアルを、

他の事業所のサ責や

介護の世界にこれから足を踏み入れる初心者の方にも

わかりやすくまとめたのが、

今回出版する本「サ責があなたに贈る本」です。

推敲に推敲を重ね、

なんと構想から原稿完成までまるっと1年かかってしまいました。

(このタイパ・AI全盛期に…!)

20年かけて間代さんが育ててきたマニュアルを、

間代さんとHTCの社員が構成から考え、

お互い1文1文精査し、再考していく時間は、

僕にとっても社員にとっても、とても価値のある時間でした。

そしてこれから、

この本を手にとる悩めるサ責さん、未来のサ責さんにとって、

新しい道標となってもらえたらと願っております。

2025年6月、HTC出版スタート


「介護・医療・福祉を、もっとわかりやすく」

その想いを、本という形で届けます。

僕たちの新しい挑戦、ぜひ見守ってください!!

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